top of page
検索

#7 2021.10.29 リスニングについて ①

執筆者の写真: 濱田 実濱田 実

更新日:2022年1月13日


今回からしばらく4技能の学習方法について少し触れていきたいと思います。

先ずはリスニングです。


母語の習得は言わずもがなリスニングから始まります。子供たちは、お母さん、お父さん(他)からの膨大な量の声掛けによりその状況に合わせて”音”の”意味”を理解していきます。このことは英語学習でも原則は同じです。


小さいお子様に対してどのような英語教材、学習方法が良いのかとよく聞かれますが。これについては①ネイティブの音声を使用している ②その音声にひもづくイメージ(絵)がはっきりある ③お子様が楽しんでとりくめる と答えています。③は時間がかかったりもしますので先ずは①、②を満たしていれば良いと思います。


ポイントは②のイメージがはっきりある、です。例えば”apple”の対として”りんご”ではなく”🍎”が良いということです。理由としては英語の音を聴いたときに頭の中に絵が浮かぶことで日本語を介さないで理解できます。またりんごとAppleだとあまり揺れは無いのですが、意味の誤解を生む危険性も減ります。例えば”finger"を”ゆび”と覚えると足の指も"finger"と誤解してしまいます。

より抽象的な概念(例えば、政治とか経済とか)になると一つのイメージで理解することが難しいのですが、子供のころの英語導入に当たっては1つ(か多くても2,3)のイメージで伝わる単語が多いです。


これは実のところ大人の学習者でもおすすめです。理由は同じで、日本語の排除と意味の誤解を防げます。例えば”mansion"は一般的に”大きな家”と訳がありまますが、Google imageでググっていただくと”mansion"のイメージがはっきりとつかめます。日本語を介して理解するとリスニングで追いつけません。


ただしですが導入段階では、お子様でも大人の学習者でも日本語で理解の補助をすることは躊躇しなくて良いと思います。”りんご”であれば問題ありませんが、”政治”であると日本語で説明してあげたほうがやはり速いです。英語オンリーに固執しすぎる必要はありません。理解した後に日本語が消えて、英語の音がダイレクトに理解できるように繰り返し、慣れていけば良いのです。ただイメージ優先の考え方は大事にしてください。

閲覧数:10回0件のコメント

最新記事

すべて表示

2024.12.18 旅と英語㊾ スニーカー天国

バンコクは見どころも多いのですが、観光地は少し飽きたというところで今回趣を変えてマーケットに行くことにしました。こちらチャトゥチャックのウイークエンドマーケットと呼ばれ文字通り週末に行われています。1㎢ という広大な土地に、衣料品、家具、本、骨董品などなど、多くの店が立ち並...

2024.12.12 旅と英語㊽ インドの洗礼

翌日、エアコンの部屋から、以前私が泊っていたお寺の脇の宿へ移ることとしました。エアコン部屋は貧乏バックパッカーにはやはりダメージとなってきます。こちらは以前書いたとおり受付にジャバザハットが座っている宿です。いわゆるカオサン通りから少しだけ外れるので静かな点が気に入っていま...

2024.12.5 旅と英語㊼ 地雷に注意

ワールドカップ、フランス大会の決勝はどこでもしっかり報道されています。3-0フランス!これは少し驚きました。ワールドカップ期間中はタイ、カンボジア、ベトナムを回っていましたが、どこでも注目度が高かったです。皆で路上に集まり食べたり、飲んだりしながらタイ人が、カンボジア人が、...

Comments


bottom of page