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  • 執筆者の写真濱田 実

#9 2021.11.3  リスニング③

更新日:2022年1月13日


前回までで、リスニングを伸ばすには音とイメージを一緒に取り込むこと、その観点プラス興味を惹くためにも小さいお子様には絵本を使用することはとても良いと申し上げました。この原則は大人の学習者にも当てはまります。


個人的な話をしますと、私は高校時代に某英語教材を使用しておりました。内容は英語の長編小説を学習用に少し易しくしてそれをCDにしたもので、そちらと文章テキスト、解説書のセットでした。私の利用方法は①先ずCDを聴く②テキストを見ながら聴く③わからない単語、表現を解説書、辞書を使いながら理解する④テキストを見ながら聴く⑤CDのみ聴く

という流れでした。最終的に暗唱できるまでにはいたりませんでしたが、本当に何度も聴きましたので、ほぼ日本語訳が介在することなく英語を英語のままで理解できるようになりました。


同時に受験英語の勉強もしていましたので、語彙もずいぶん増えた時期です。結果として①語彙を一定数増やす(英検2級程度、準1級推奨)、②理解できる英語を繰り返し聴く ことを実践していたことになります。実はこちらが今も私が信じるリスニングの伸ばし方です。なーんだ、当たり前じゃんと思うかと思いますが、特に他に特別なことをしなくてもクリアな音源である、受験英語、英検、TOEICのリスニングで結果を出すには十分な方法です。こちらで苦戦している方は①か②の量かやり方に問題がある(か、まだ年齢的に内容が難しい)と考えています。


英語を繰り返し聴くことはなかなか大変ですので、そのために楽しめる内容でありかつイメージとして残りやすい、物語(ストーリー性のあるもの)をおすすめするわけです。ここで“わかる英語を聴く”という点が重要です。よくある、いわゆる”聞き流し系教材”の有用性に関する議論ですが、聞き流すだけでなくちゃんと意味を一度理解したうえで聞き流す(?)のであれば頭には残りますので利用方次第となります。”わかる英語”だけわかってもしょうがないじゃんと思われるかもしれませんが、”わかる英語”の引き出しが増えてくると、そのうちに初見の英語も聴きとれるようになります。


自信がついたら(つく前でももちろん良いです)今度はネイティブの容赦ない音声にトライして行くことになります。実践、ドラマ、映画、YoutubeなんでもOKです。単純に受験のために割り切って、、という方でなければ皆さんここが理解したくて英語学習をスタートしたはずです。好きな物語、俳優、アーティスト、アスリートの音声にどんどん触れましょう。

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