私を含めて4名が係りの方について面接を行う教室へと移動します。同じ階を奥へ進むと小さめの教室が連なるエリアに来ました。各教室の前には3つずつ椅子が出されていて、受験者の方が待機しています。
最終的に我々4人は一人ずつ別の教室の前に誘導されました。3つある椅子のうち入口から一番遠い席に座ります。入口近くから順番に若い女性、割と年配の男性がすわっており、この順番で面接が行われます。このタイミングでも参考書などは参照できると思いますがどちらの方も静かに待っておられました。ここまでくると周りの雰囲気もあり、やはり緊張感が増してきます。また今回は教室の中から面接の会話が少し聞こえてきましたが、皆さんとても流暢で上手に聞こえます。内容がわかるかというと、集中すればトピックを確認できると思いますが、それだともちろんテストの意味がなくなってしまうので、そんなことに気持ちをすり減らすよりはと、リラックスして待ちます。
隣の隣に座っていた女性の面接が終わり、いよいよ隣の男性の順番だということで、その方は準備体操に入られました。”さあいよいよ”という気持ちよくわかります。と、ここで面接官の方より”試験官が休憩に入りますので少しお待ちください”と予期せぬ一声をかけられまました。面接官も一日で相当の数の面接をこなします。また受験者同様に神経をすり減らして可能な限り公平で厳正なジャッジをしなければなりませんので相当疲れると思います。休憩は当然必要です。
10分位経ったでしょうか、面接の再開です。隣の男性はちゃんと気持ちを落ち着けられたでしょうか。皆さんそうだと思いますが、ここまでくると皆さんに対して”同志”感がでてきます。1級は帰国子女や若くして優秀な方も多いですが、年齢層高めの方もやはり多いので、そういった意味でも親近感がわいてしまいます。
男性受験者の流暢な大人な感じの英語が聞こえます。今回は最初のスモールトークでは仕事で(金融系だと思いましたが)英語を使うことなど話されていました。試験官の方とのやり取りの雰囲気から出来はとてもよかったのではないかと思います。この方はスピーチでも仕事のことを交えていたと思います。実例をあげることは説得力を増す意味でも良い方法だと思います。
男性は満足げに帰られました。いよいよ私の番です。試験官の方に採点用紙を渡すと、”5秒数えてから入室してください”と言われましたので、6秒、7秒ほど数えてからノックして”May I come in?"のお約束とともに入室します。
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