レポートは本日で最終回です。長々とすいません。
面接会場は15名もいればいっぱいになる位の、大学でいうといわゆるゼミ室のような狭い部屋です。面接官が私の対面に2人座ります。向かって右手に白人女性、左手に若い日本人男性です。英検1級では外国人と日本人のペアと決まっているとのことです。また入口そばに先ほど誘導いただいた係りの方が座ります。面接ははっきりとやることが決まっていますのでフォーマットにそって円滑に進むように進行役を務めていただけます。
先ずは白人女性の方に促され着席します。荷物も部屋の中へ持ち込みですので、椅子の上に置きます。よく聞く話ですが、面接官の方との相性が大事といった意見がありますが、それは正直なくはないと思います。が、こちらは1級の試験です、そんな空気感に左右されないで日ごろの成果を発揮できるような準備が必要です!とはいっても、緊張感がただよう、にこりとも笑わないこわもての方と、終始にこやかな笑顔で対応いただける方ではやはりやりやすさは変わるかなと思いますが。。。そういう意味では今回お二人ともとても話しやすかったです。
試験内容についてはHPにうたってありますので詳しくは触れません。それ以外に印象に残った部分ですが、最初のフリートークについては割とたっぷりしゃべる機会がありました。今回は私自身のこと→仕事について話しました。またスピーチ後の質疑応答ですが、今回宗教についてスピーチしたので例えばISであったり、アメリカでの宗教に関する摩擦などしっかり時事問題に交えて質問されたので、試験官の方の個人的な意見ともとれるぐらいに聞こえました。そのため普通に会話をしているようでなかなか楽しいものでしたが、そのつど考えながら話す必要がありました。やはり基本的な時事問題の知識は必要で、簡単にでも自分の意見を持つことは必須です。
英語のテストではあるのですが、採点にAtitudeがあったり、質疑応答の部分でもある程度”自分”を問われる部分があります。英語を勉強するにあたってはやはりそこは重要だと思います。特に英検準1級、1級になると自分の意見をより反映する機会があるため、受験される皆さんは英検のため(だけ)に勉強するのではなく、英語を使って自分の興味のあることについて読んだり、聴いたり、視たり、話したりしてほしいです。そのあたりは実際にコミュニケーションを取る際にはやはり重要になってきます。
流暢さやネイティブ発音はもちろん大事だと思います。ただそこに”自分”がしっかりあるかどうかはより大事だと思っています。言いやすさを求めるよりは常に考えながら話すことでコミュニケーションに深みをもたせてほしいです。このあたりの心の持ちようが教室英語を脱出するポイントだと思います。
と偉そうなことを書いていますが、自分もまだまだできておりません。
結果として合格できましたが、かなりぎりぎりでした。。。一学習者として、語彙、表現、発音などなどまだまだ未熟です。定型的なやりとりや使いやすい表現に頼ってしまうことがままあります。そのあたりも意識しながらより多くの英語に触れ、より自然な、語彙、表現を自分のものにしていくことで、より100%に近く私自身を表現できるようになるのかと思います。これからも日々精進したいと思います。
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