ライティングはアウトプットです。この作業が日本人学習者は比較的苦手だと考えていまして、そこがひいてはスピーキングもできない原因となっています。(と思います。)ですので以下のトレーニングはそのままスピーキングにも活きてきます。
やってほしいことは短い英作文です。こちらは昨今はやっている瞬間英作文の作業がそちらに当てはまります。ライティングに自信の無い方は、本屋さん、アマゾンなんでも良いのですが瞬間英作文のテキストに是非とりくんでみてください。
注意してほしいのは1級だから高級な文章を書くために例えば超難関校の英作文対策本などに手を出す必要はないということです。中学校の文法レベルをカバーしてあるものでOKです。こちらに準1級以上の語彙をのせていけば、少なくとも英検1級の合格水準には届きます。
短い英作文を続けると英語の感覚で文章をつくることに少しずつシフトできるようになると思います。要は直訳をしないようになりますので、スピードは格段にあがり、英文がより自然な表現に(少なくとも理解可能な表現に)なります。このあたりの訓練がスピーキングにもとても効果があります。というのもライティング以上に、スピーキングは瞬発力が問われるので日本語訳を続けることは通常困難で、英語で考えて英語を生成する必要がやはり必要だからです。
ここで、??瞬間英作文も日本語→英語訳をしているんじゃ?という疑問を持つ方がいるかと思いますが、この場合の日本語の役割はというと、”きっかけつくり”に過ぎないと考えています。本来であれば画像なんかが一番良いのだと思います。例えば”道の向こうに立っている女の人は私の母です”という日本語の文章も、その状況を画像にしてあげてそちらを英語訳することがよりよい方法だとは思います。(実際にそういった教材もあります)
ただし、画像ですべてを表現することはけっこう難しく、抽象的な状況はそれこそ表現が難しかったり、画像の認知の仕方も主観的になってしまう可能性があることを考えると、既存のテキストのように、日本語をきっかけワードに→英訳するといったトレーニング方法で問題無いと思います。
英検1級を受けようとする方はこのあたり簡単な可能性大ですが、アウトプットに苦手意識を持つ方で、瞬間英作文に未経験の方は、是非瞬間英作文はとりくんでみてください。ベーシックなもの(中学文法)で良いです。ただし本当に瞬時にできるようになるまで取り組んでください。
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