果てしなく続く熱帯雨林(なのかな)に圧倒されながら、それでも次第に疲れてうとうとしながら過ごしていると、バスはマレーシアの首都、東南アジア屈指の大都市KL(クアラルンプール)に到着しました。
当時はスマホが無いですし、ネットの整備も今とは段違いでしたのでネット予約なるものはほぼなかったと記憶しています。なので事前予約に関しては電話予約が主流でした。
となると問題なのはホームページがあるような大きなホテルなどはいいのですが、貧乏旅行用の宿になると事前予約をしようにもどのような宿なのかあまりに情報がありませんでした。なので事前予約はなかなか判断が難しかったことを覚えています。
そのため基本的には街に到着してから実際に自分の目でみて泊まる宿を決めることがほとんどでした、もちろん満室であることもよくあるので、落ち着くまで延々と街をうろつくこともあったのですが、基本的には安宿は決まったエリアに固まっており、いくつかまわるとなんとかそれなりに満足できる宿が見つかったものでした。
この時に使ったフレーズは”Do you have a room available?" な感じです。available といった表現は学生時代に習ったかと思うのですが、全然覚えていませんでした。なので当初はとても言いにくかったことを覚えています。今考えれば”Do you have a room?”で全然通じると思いますが、それでも”room"の発音が微妙となります。
といろいろ書きましたが、相手に伝わるのか?など心配する必要はまったくなく、宿のフロントにリュックをしょった小汚い男が現れたら会話の意図は明白です。おそらく日本語で話しかけても相手は理解してくれそうな勢いです。そうです、会話の理解は言語情報以外の要素がとても大きいのです。
逆に考えるとそれこそ、状況を考慮して推測しすぎると、会話の内容をおろそかにしてしまいはやとちりすることもあります。肝に銘じておきたいことです。
#マレーシア #バックパッカー #安宿
Comments