パンコール島はホテルは少ないのですが、北部に豪華ホテルがあるとのことなので宿泊はともかくも、食事でもしてみようということになりドイツ人カップルとイギリス人の女の子と一緒に行くこととなりました。交通手段は”歩き”です。パンコール島は小さな島なので、何とか大丈夫でした。
ホテルは予想以上に豪華でした。レストランもテラス席からは海が一望できるすばらしいものでした。語彙力無いですが、映画やテレビでしか見たことがないような”The resort”のホテルであり、レストランでした。
とは言え、自分の服装は小汚いTシャツに短パンにリュックです。おそらく一人であったら気後れして出向くことがなかったかと思いますが、同行のドイツ人カップル、イギリス人の女の子も同様にラフな格好ですので、リゾートでは大概そうかと思いますが、マレーシア人のホテルスタッフに笑顔で迎えていただきました。
ホテルスタッフは若い男女でしたが、英語の流暢さに先ず驚いたのをよく覚えています。それまでのアクセント強めの英語ではなくネイティブに近く聞こえました。豪華ホテルですのでそれだけ英語力として求められるものは高いのかと思いますが、それでも皆が皆上手なことに驚かされました。
海ががっつり見える、4人が座るには余裕がありすぎるような長テーブルに通され、ゆったりと贅沢な時間を過ごしました。レストランはお客さんがあまりおらずあわただしい感じがありませんでした、その分スタッフさんに余裕があるようでずいぶんと会話をしたことを覚えています。もちろん自分はほぼ聞き役です。
会話の中で私にもずいぶん話を振ってくれるのですが、なかなか反応よくは返せません。よくある”言いたいことがでてこない”状況です。マレーシア人スタッフにも”英語は大丈夫?”に加え、答える際にもとまどうことが多いので、”Very Slow”と言われるしまつです。(それほど嫌な感じではいわれませんでしたが)。
ただこういった状況がそのあとずいぶん役立ったことがよくわかります。なにしろ旅をしているときには話の内容も似た流れになりがちですので、何とか言葉にした内容を次に活かすことを繰り返していくこと、また同様の内容にネイティブ話者、英語が上手な方の表現や答え方を聴いていくことで自分の会話にも少しずつ活かしていったことで少しずつテンポよく返せるようになっていきました。ただ自分では上達している認識があまりなかったのですが、だいぶ後に日本人旅行者などから褒められることもちらほらあったりして、気づいた位です。これは留学生の方などもあるあるなのではないでしょうか。
よく、いつまでたっても英語がうまくならないといった相談もされますが、そこは実のところ実際には上達しているが、新たな問題を抱えているだけかと思います。自分では上達のほどはわかりにくいですが、適当にやっていても継続していれば少しずつ前進しているはずです。できていることをしっかり認めてあげることも大事です。
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