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2022.5.19 小学生のうちに⑥

執筆者の写真: 濱田 実濱田 実

今回はこのトピックのまとめです。

小学生のうちに最低限していただきたいことが英語の音をしっかりとらえることでした。これは後では習得しにくい、時間がかかることであるからにほかなりません。


もちろんネイティブのようになるのは難しいのですが、日本語には無い音を意識するだけでもその後の英語学習に大きく役立ちます。中学以降は発音記号の理解もしっかりやっていただきたいのですが、その理解度がだいぶ違ってきます。耳もそうですが、口周りも、のども、英語の音と日本語の音で使う箇所が違います。


また、音から英語を学ぶことで、リスニングについての抵抗感も軽減できます。ひと昔前の英語教育ではがっつり日本語で英語を訳読した段階で頭の中に日本語的な英語が出来上がってしまっていました。そこにナチュラルな英語を聴いたところで理解するのは当然難しいです。音が予想とはずいぶん違っていますし、リンキングもリダクションもばんばんあるのですから。これはずいぶんな遠回りです。


であるならリスニングからリーディングに、もしくは同時にやることが効果的なわけです。先生や親御さんが発音が苦手でも大丈夫です。これだけマテリアルが利用しやすい環境になっているのですから、そちらの助けがあれば何の問題もありません。ただ同時に大人も一緒に練習する姿勢は持った方が良いです。てれずに読み聞かせもどんどんしてください。お手本の音源があれば子供たちはそちらで修正していきます。


誤解を恐れずに言えば、小学校段階では文法のレッスン(どこまでをそう呼ぶかあいまいですが)も不要と考えています。もちろん疑問点や教えた方が良いケースもあるかと思いますが、子供たちの側でストレスとなっていない状況であればそのままにしておいてあげたほうが訳す癖や分析癖もつかないので良いです。

音もそうなのですが、文の構造も日本語や日本語脳(?)のルールでとらえるととらえきれません。英語は英語のルールでとらえましょう。


文法否定はしません、むしろ推奨していますが、小学校高学年、中学校に入った時点で改めて文法学習をするでいいと思います。その際に今まで感じていたものと文法知識がぶつかることもあるかと思いますが、このあたりはたくさんの英語を使って、読んでいく中で自分なりに落としどころを見つけていくこととなります。文法はあくまでも後付けのルールです。

ゆるーく考えていった方が英語学習は成功します。


最後に英語を楽しむ姿勢を身に着けること、これが何気に一番大事なのかと思います。なにしろそれが無いと継続は難しいです。

そのためには、学習の取り組み方、頻度、レベルなど学習者にあったものが必要です。また具体的な目標もあったほうが良いと思います。


あまり周りに惑わされることなく、それぞれのペースでいいと思います。子供たち自ら、学びたいの気持ちを引き出せればそれで大成功です。


#子供英語 #小学生英語

 
 
 

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