今度は少し大きな生徒さん(小学校年中ぐらいから英語スタート)についてです。いったんやって欲しいことを確認しますと。
①英語の音を聴けるようにする
②英語の音を再現できるようにする
③英語を読めるようにする
④英語を好きになる
でした。ここで特に高学年位になると難しくなってくるのが、①と②です。
年中以上であると日本語はほぼ完成しています、イコール発音についても日本語、特にカタカナの影響が大きくなり始めています、つまりは聞いた音を日本語の範疇にあてはめて理解し始めます。大人もそうなのですが、そうなると聞いてコピーが自然にできにくいので、無理やり意識させてあげる必要があります。その際にフォニックスを導入してあげるといいと思います。
フォニックスを実施する意味として、
①日本語に無い音に意識的に気づかせる
②文字と音の関連性に気づかせる(読めるようにする)
があります。ネイティブの子供たちがフォニックスをやるのは②ですが、日本人(他)には①が同様に重要です。
実施することで、カタカナで”ア”表記であるものを細かく分けていくことができますし、s, th, などにも意識が行くはずです。
ですので、大人の方も(だからこそ)是非実施してください。発音向上とともにリスニング力も上がります。
ただし、日本人でも幼少時からしっかり英語の音と文字に触れていると、フォニックスの知識が無くてもBookをBookとしっかり発音して読めます。その場合は音を分解せず全体で”Book”の音を理解しているのかと思いますが、それでももちろん良いと思います。
あくまでも
①英語の音を聴けるようにする
②英語の音を再現できるようにする
③英語を読めるようにする
④英語を好きになる
ができていれば良いです。
最後に肝心な、英語の音が聴けているか、再現できているかどう判定すればいいのか言及します。
#発音
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