いろいろありましたが、ペナン島を後にします。
フェリーでバタワースに着いた時に今回初めて韓国人の旅行者というかバックパッカーに出会いました。とても軽装で旅慣れている感じがとても印象的で、年齢も同じ位(20代前半)だったかと思います。
恥ずかしながら学生当時英語を話す際には、その相手は英語ネイティブ、アメリカ人、イギリス人などを想定してイメージをしていました。なのですが実際にはネイティブさんでない英語話者との会話が多いのです。もちろん国、地域によって、個人によっての差はありますが、それでもあらゆるところで英語を使うことができることは旅行を始めてから強く実感しました。
さてバンコクへの行き方ですが、ここは海外初となる長距離列車の利用です。有名なマレー鉄道で一気に行こうと思います。地図で見るとバタワースからバンコクへは結構あるのですが、早くバンコクを見てみたい衝動にかられてしまいました。
座席はもちろん一番安い客車です、今はその区切りはないと思いますが実はこちらはエアコンがありません。季節は6月でしたのでガンガンに暑いです。しかもかなりの距離になりますので出発して30分ぐらいで後悔しました。暑いので窓を開けて乗るのですが、涼しいとまではとても感じられません。
とはいえそれでも車窓の風景、車内の安い客車ならではの思いっきりのローカル感は大いに楽しみました。もちろん場所によるのですが、ところどころ周辺の木々がそれこそ列車にぶつかる位に近いのです。(実際にバサバサかき分けて行くところもありました)
ちなみに車内は全く混んでおらず、自分は2人分の席を占有してゆったり過ごすことができました。その際印象的だったのが前の座席に座っていたのがお坊さんだったことです。
オレンジの袈裟を身につけた仏教のお坊さんです。タイでは若い人もたくさん見かけるのですが、こちらはThe お坊さんいった体の年配の方でした。
座り方も、自分が暑さと疲れにやられてぐったりしているのに比べて、乗ってからずっとリクライニングも倒さず、背筋をピンと伸ばして座っていたことをよく覚えています。さすがお坊さんと感じました。
とは言え乗車時間は何時間も続きます。その間ずっとしっかりした姿勢で座っていることが気になりだしました。なので、よせばいいのに、斜め前に座っていた学生らしきグループの男性に声をかけ、片言でジェスチャーつきでこう伝えます。
”Is he OK?、please recline the seat"
学生さんも結構とまどっており少し時間がかかったものの、意図を理解してくれたようでお坊さんにその旨聞いてくれました。すると、お坊さんが会釈を返してくれて、学生さんからも大丈夫ですとの返事をいただきました。
もちろんお坊さんに直接きいても良かったのですが、①(自分の下手な)英語で通じるか不安があった ②お坊さんに話しかけることに気遅れした な感じです。そのあともやはり道を聞くなど困ったときにはやはり人の好さげな20代のビジネスマン、学生タイプを選んで話しかけることが多かったです。年配の方にはびっくりさせたくない、迷惑をかけたくない感がやはりありました。
#マレー鉄道
#お坊さん
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