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  • 執筆者の写真濱田 実

2023.4.15 旅と英語㉖

今回の世界一周貧乏旅をするにあたっての準備はかなりいい加減でしたが、それでもいろいろな本を読んで(ちょっぴり)知識は蓄えました。宿の探し方、両替の仕方、医療に関すること、治安情報など安全を担保することももちろんでしたが、やはり何より気になったのは”どこへ行きたいか”です。


ネットの情報がまだ乏しかった当時はもっぱら地球の歩き方をはじめガイドブックで情報を集めることとなるのですが、またこの時期は深夜特急や、それを模した猿岩石の旅によってアジアを中心とした貧乏旅行はなかなかのブームだったのでそちらに関する書籍もたくさんありました。


地球の歩き方は情報もそうですが、やはり掲載されている写真もとても魅力的でした。最初に目指す場所は、中国か東南アジアと決めていましたのでそちらについてはかなりじっくり読み疑似体験をしていました。


数々の観光地の中で一番興味を惹かれたのがアンコールワットです。こちらは東南アジアというだけでなく、世界でもトップクラスに人気のあるスポットではないでしょうか。かなり歴史があるにも関わらず、荘厳な建物とその大きさのものが現在までかなりしっかり残っているという点ではなかなか他にありません。確かですが、当時の地球の歩き方東南アジア編でも単独の観光地としては一番扱いが大きかったかと思います。


で、このアンコールワットがどこにあるのかと言いますと、タイでも、マレーシアでもベトナムでもありません。それはカンボジアです。カンボジアという響きは私の年代であるとやはりネガティブな響きが少し伴うことは事実です。内戦とそれに伴っての食糧難で人々の暮らしはおせじにも豊かでは無く、経済発展も難しかった国です。


実のところこのあたりの実情というのはやはり行く前にはあまりわかっていませんでした。しかしながら、実際にガイドブックにて紹介している!という事実から、行くことは可能であるという認識でいましたので、是非ここは見てみたいという思いに駆られてバンコクから先ずはプノンペンへ飛行機で飛ぶこととなりました。


ちなみにですが、タイの空港で日本人旅行者と一緒になり少し話をする機会があったのですが、その方にこれからカンボジアへ飛ぶ旨を伝えると、初海外でカンボジアはなかなかのチャレンジだね。と言われたことがとても印象に残っています。もちろん渡航禁止といったレベルでは無かったのですが、まだ内戦が終わって間もなく、まだまだ政府が安定しない上に、田舎では実際に地雷が埋まっており、場所によっては山賊や海賊の類もでるといった国でしたの。


そのため、やや緊張感を伴ってバンコクを飛び立ちました(笑)。


#アンコールワット

#カンボジア

#プノンペン

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シェムリアップはプノンペンとは大きく違い、基本的には自然に囲まれた村といった方が近い田舎町でした。ボートがついた場所からは少し距離があります。 ボートが到着すると先ずは大歓迎を受けます。もちろんシェムリアップからやってきた客引きの方々です。有名人になったかのようにあちこちから声をかけられます。中にはすでに予約がある人もいるのでその場合は、空港での出迎えのように名前いりのボードを持っていたりします。

プノンペンで衝撃を受けた後、いよいよハイライトであるアンコールワットに向かうため観光の拠点となるシェムリアップに向かいます。こちらには3通りの行き方があります。 先ずはやはり固く楽ちんな飛行機です。こちらがやはりおすすめです。それからピックアップトラックで陸路を延々と進む方法です。こちらも多いです。 では無く第3の方法を選んだのですが、それはボートで川を北上しトンレサップ湖を縦断していく方法です。

カンボジアというと先ずはアンコールワットをイメージするかたが多いと思いますが、同時に訪れて欲しい場所としてはツールスレーン博物館およびキリングフィールドです。こちらではカンボジアだけでなく、人類としても特筆すべき悲劇の記録について学ぶことができます。 詳しくは割愛しますが、1970年代、ポルポト政権下にて何百万人(!!!)の方が殺されているとのことです。ヒトラーやスターリンと比べて同じアジアの日本

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