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執筆者の写真濱田 実

2023.5.9 旅と英語㉗

プノンペンに無事降り立ちました。ちなみに飛行機到着後はターミナルまで歩きでした。周辺はのどかな自然が広がっており、大都市バンコクとはとても対照的でした。


とても小さい空港だったのが印象深いのですが、しっかりとカンボジアビザをゲットしていましたので問題なく入国です。毎回パスポートにもらえるビザのデザインはそれぞれのお国柄もでていて、今でももちろん保管しているのですがとてもいい記念になっています。カンボジアで4か国目となりました。


空港をでると客引きがわんさかいます。よく考えるとこれからさんざんに超強力な出向えを駅やバス停で受けることとなるのですが、カンボジアから一気に増えることとなったかと思います。現状は違うかと思いますが、カンボジア、ベトナム、インド、ネパールあたりではどこも熱烈大歓迎でした。私のような小汚い旅行者が大人気になる瞬間です。


それはとりもなおさず、彼らの経済状況を物語っています。客引きは、直接の宿の人、その代理の人、タクシーやリクシャーの運転手などいろいろですが、彼らの生活がそこにかかっています。そのためかなり強引な争奪戦が行われます。今回私はどうしたかと言うと、飛行機で同乗していた、外国人旅行者にのっかることとしました、白人カップルさんで何となくの好印象から同じ宿に行くこととしました。タクシー代もそれで割安になります。


ちょこっと触れておきますが、タクシーやリキシャーやトゥクトゥク、バイクタクシーなど個人客を相手にする交通機関は便利です。ただ個人のやりとりになるのでその分トラブルに巻き込まれることも増えてきます。何しろ見知らぬ土地で、見知らぬ人に状況をゆだねるわけなので。


なので、当初はかなり”慣れている”感を出すことに必死でした。”One of my friends lives here and I visit him.""I have been here many times." "I have a Cambodian friend" などなど。何となくですが、”悪いことはできませんよ!”をアピールしていましたが、ドライバーさんもたくさんの観光客を出迎えていると思いますので、そのあたりの発言が逆に初心者感を出していたかもしれません(笑)。


とはいえ、安全を担保することは大事です。なので他の旅行者とタクシーをシェアする。どこかある程度信頼できる第3者を通して利用するなどはできる限りにはなりますが、やはり大事なことかと思います。


誤解なくですが、多くの方は良いかたです。ただ中には強引にでも客を捕まえて何とかその日の食事を家族に与えようと必死だったりもすると思います。究極的には犯罪まがいの手口を使う人もごく少数ですがいたりします。ただそれも含めてある程度安定した経済状況にある、少なくとも海外へ飛び立てるだけの時間的、金銭的余裕がある人間の目線とはそもそも大きく異なるということを、旅する中でいろいろ考えることとなります。それはとても貴重な経験でありました。


これまでもそういった場面には遭遇して来ましたが、カンボジアはそれをより一層認識させる国となります。


#タクシー

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