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2023.7.12 旅と英語㉛ 

執筆者の写真: 濱田 実濱田 実

シェムリアップはプノンペンとは大きく違い、基本的には自然に囲まれた村といった方が近い田舎町でした。ボートがついた場所からは少し距離があります。


ボートが到着すると先ずは大歓迎を受けます。もちろんシェムリアップからやってきた客引きの方々です。有名人になったかのようにあちこちから声をかけられます。中にはすでに予約がある人もいるのでその場合は、空港での出迎えのように名前いりのボードを持っていたりします。また宿の案内も英語だけでなく日本語もよく見られます。


今回の宿は少しだけ調べていました。割と評判の良いTakeo Guest Houseにお世話になることとします。その名前を持ったドライバーとバイク2人乗りで宿へ向かいました。


いわずと知れた観光地であるアンコールワットへの拠点の街ということで、今は大発展を遂げていますが、当時はまだまだのどかな街でして、今ほど豪華ホテルも無かった時代です。その分ローカルな生活が楽しめます。


またプノンペンもそうでしたが、道路状況が今までの国と比べると整っていません、舗装がされていない道がシェムリアップではほとんどでした。その悪路をバイクタクシーのお兄ちゃんは上手に移動してくれます。


現在は交通手段がトゥクトゥク(タイのものとは異なり、バイクに客車をドッキングさせたもの)や電動サイクルなどもでてきたようですが、当時はほぼバイクタクシー一択だったかと思います。そこが実のところ旅の良しあしを左右したりします。


というのもアンコールワットまではシェムリアップから5km、それだけでなくアンコールの遺跡群は広大なエリアをカバーしており、散策にはどうしても移動手段が必要です。そのためバイクタクシーなどを1日などの単位でフルチャーターして観光地ごとに待機してもらうというスタイルをとります。

通常宿の前にはバイクタクシーが待機していますし、また宿のスタッフに話をすれば手配をしてくれます。


アンコールワット観光については、訪れる前からトップクラスに楽しみにしていたところなので、やりたいこともたくさんありました。その一つはアンコールワットで日の出を見ることです。そちらを手配してもらい、疲れた私は就寝します。朝時間になったら声をかけてくれるとのことでした。安心して眠りにつきます。


翌朝早朝、なにやら声がして起こされました。ところがですが、声は窓の外からします。まだ真っ暗な時間に、網戸のようになった窓の外から男が話しかけてくるのです。確かに部屋は1階なのですが、部屋をシェアする旅行者ももちろん起きてしまいました。何事かと窓の方に近づいてみると、”motorcycle Taxi!”とのことです。そうです。バイクタクシー(英語ではbikeであると自転車になってしまいますね)のドライバーが、窓から声をかけてくれたわけです。。。


部屋はいくつかありますので、おそらくドライバーさんは宿のスタッフより名前と部屋番号(?)を聞いていて外から起こしにくるシステムなのか、それとも今回はたまたまそのような非常手段だったのかわかりませんが、そのように少し驚きの中そろそろ慣れてきたバイクタクシーの荷台にまたがり、待望のアンコールへ暗闇の中向かいます。


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