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2024.11.29 旅と英語㊻ 川岸の少年

執筆者の写真: 濱田 実濱田 実

今回の旅はまだまだ慣れないことも多く、また性格的にいきあたりばったりのためルートも効率的でありません。そんなこともあり、ベトナムのサイゴンからカンボジアのプノンペンに戻ることと今回なぜかなりました。


サイゴンでお世話になった、疑似ホームステイのホストマザーともお別れです。タンロンというフルーツをいただきました。これは日本ではドラゴンフルーツとして流通しています。この後も多くの街を訪れるわけですが、街の印象を形作る要素は、名所、建物、自然、食べ物などなどいろいろあると思いますが、それよりも出会った人に勝るものは無いと思います。


どんなにつまらない場所でも、、極端に言えばそこで出会った人への印象が良ければとても良い印象になりますし、逆もまたそうだと思います。日本が今観光地として人気を博していますが、それが持続するにはやはりソフト面で良い質を提供できるかかと思います。といったことで、今回の宿は、豪華なバスルームも、座りごごちの良いソファーも、ケーブルテレビも、ふかふかのベッドもありません。英語もほとんど話しません。(課長島耕作がたくさんありましたが)ですが、5つ星でした。


カンボジアへはもちろん陸路です。ワンボックスを他の旅行者とシェアします。国境を無事超えてカンボジアです。プノンペンでは今回試しに、有名なキャピトールホテルに泊まることとしました。1階にカフェがあるバックパッカー御用達のゲストハウスです。

施設はばかでかいのですが、もちろん古く、部屋はこれ以上なく簡素です。クッションはへこんでいます。しかしながらめちゃ安いホテルです。現在リノベーション後はずいぶんと変化していて驚きました。


カンボジア→ベトナム→カンボジアの移動をすると、ベトナムはまだ発展している印象をうけました。もちろんタイ、マレーシアなどとは比べられないのですが、やはりカンボジアはこれからの印象を再認識します。政状の安定がようやく達成されつつあるタイミングでしたのでこれからというところです。


その意味でプチエピソードですが。夕方涼みにトンレサップ川のほとりまで歩いていきました。そこは市民の憩いの場所となっていて、老若男女多くの人々がたむろっている場所です。屋台なんかもでています。そういったいわゆる地元の人々の空間に溶け込むのが好きなのですが、川岸に座っている私のそばに上半身裸で、パンツだけのはだしの少年、おそらく3,4歳位かと思いますが、よちよちと近づいてきて私のそばにてかがみます。


何をするのかというと、パンツをおろし用を足し始めました(大です)。ぽとぽととおちるそれを見つつ、もちろんそんな場面は見たことが無かったので驚く私をしり目にどうどうとパンツをたくし上げ、またとことこと去っていきました。おしりを拭いた様子はもちろん無いです。親御さんは周辺に見当たりませんでした。また周辺の人々も注目をしていません。


だから何だ(笑)といったエピソードですが、 何となくの”普通”はやはり個人間、家族間、場所、国で、異なります。今回の旅はそこを打ち砕くことに充分な経験にこの後もたくさん遭遇することとなります。


 
 
 

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