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2025.3.4 旅と英語 54 リアルドラクエのすすめ

執筆者の写真: 濱田 実濱田 実

カルカッタの最初の夜はバックパッカーには有名なサダルストリートの安宿です。今回はタクシーをシェアした日本人男性(今回男性4人、女性1人、全員日本人でした)が知っている宿で、予想通りというかかなり年季の入った宿です。料金は1泊300円(笑)ほどです。もちろんドミトリー(相部屋)なのですが、今回バンクベッド(2段ベッド)ではなくシングルが3つどんとおかれた部屋でかなり広めです。それでも当然部屋は、おそらくいきなり日本から飛んできた一般的な感覚の方からすると居心地は、、といった内装です。少し潔癖症気味のMさんは、バンコクのそれでももう少し日本の感覚の範疇内であったゲストハウスと比較し、多少引いていました。


自分はというと、到着はもうすでに遅い時間であったこともありとりあえず、少しビビッていたインド初日の最初のミッションである、無事に安全な宿にたどり着くことは達成できた(っぽい)ことからその安心感で先ずは一杯でしたので、宿の洗礼は感覚的にあまり受けず、こんなもんだろうといった印象でした。ただしですが、トイレはいわゆる和式で、水洗(水が流れる)ではもちろんありません。かわいらしい小さなバケツがありそれを使っておしりを洗い、ものを流します。。。ただこちらもしまいには慣れていきます。もちろん個人差大きいと思いますが、人間の環境適応能力はあなどれません。ありえない、と思っていた環境も、1週間位頑張ると何とかなってきたりします。


翌朝、朝食を探しに宿の外に出た時のカルチャーショックはやはり現在でも世界1位だと思っています。カンボジアのプノンペンをしのぎました。現在のカルカッタはそうではないでしょう、が当時は、、、汚い、、でもなくやはり混沌という言葉が近いのでしょうか。日本はもちろん、東南アジアの街でもしっかりとした秩序が感じられます。道の舗装のされ方、建物の傷み具合、そして何よりもインドの方々がたくましく生活をしています。カルチャーショックは自分の常識とのズレだと思うので、そういう意味で住んでいる人たちがインド人である(当たり前です)ことが印象に大きく寄与していたのかと思います。なんだかんだで、東南アジアの人々は顔立ちとして親しみやすいわけです。そのあたり欧米人が持つだろう印象とは視点が逆になるので異なるのかと思います。


とはいえ、カルカッタ、特にサダルストリート周辺はインドのイメージのある側面しか現わしていません。この後ひと月半ほどうろうろするインドの他の街よりもやはり、カルカッタは自分の中でのドストライクなイメージのインド、でした。シンガポールの最初の朝でも感じた感覚がよみがえります。それは未知の経験に遭遇した時の、少しの心配と大いなるワクワク感です。それはいかにグラフィックが向上してもドラクエでは味わえないことだと思っています。


東南アジアでは、もちろん刺激をたくさん受けてきましたが、いつしかそれが日常になり、そしてインドに降り立ったことで再度非日常を感じることができました。ドラクエ的にはレベルが上がったかと思います。さてインドを再度日常とすることができるか?ですが、やはり一筋縄ではいかないことが多かったです。。。

 
 
 

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