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2025.5.15 旅と英語 71 食堂ポレポレ

  • 執筆者の写真: 濱田 実
    濱田 実
  • 5月15日
  • 読了時間: 3分

ブッダガヤでのおだやかな日々が続きます。ホーチミン→プノンペン→バンコク→カルカッタと首都および大都市を経た後でしたので余計に程よい田舎である土地が居心地がよかったのかと思います。田園風景の中でボケっとすることはそれだけで豪華な時間の過ごし方です。


自分を正直バックパッカーとは思っていないのですが、その界隈で使うワードで”沈没”という言葉があります。意味はといいますと長期滞在することとなります。数週間どころか、数カ月下手をすると数年間同じ土地に滞在する方がいます。私はというとほぼその状態にならず、一番長く滞在した場所がバンコクのひと月程度です。ただいわゆるまっとうな日本社会を生きている方々からするとひと月でもとても長く感じるかと思います。

沈没の条件は人それぞれなのかと思いますが、おそらくかなりの確率で必要な一つの要素がおいしくて、安く、いごこちの良い食堂が近くにあること、です。それが今回ブッダガヤには存在しました。


レストランPole Pole(ポレポレ)は滞在していたミャンマー寺の向いに存在し、徒歩数分で行けました。レストランとはいいつつも年季の入った建物で、いいところ食堂です。店内は広くなく、自分たちが訪れた時にはだいたい貸し切りに近い状態であったかと思います。メニューはというとインドのものなのですが、カレー一辺倒で無いので少し変化が欲しかった我々に丁度あいました。おそらく外国人観光客、日本人に少し合わせてシフトしてくれていたのかと思います。どのメニューもしっかり美味しかったです。

店主もあまり絡んでくる感じではなく、(ブッダガヤは全体として人々もマイルドです)また混みあわないので、だらだらすることが可能でした。前回のブログで足の傷の治療を促されたのもここです。


ただしですが、一つ大きな問題点というか利用上の注意点がありました。それは、注文から料理が出てくるのにめちゃめちゃ時間がかかる、ということです。理由は明確でして、初めて食堂に行った時にさかのぼりますが、確かカレー系のそこまで困らないようなメニューを注文したかと思います。注文をとったオーナーシェフのようなインド人のお兄さんがその後もう一人のスタッフらしき方と会話した後、そのスタッフはバイクでどこかに出かけて行きました。お昼の時間帯だったのでもちろんおなかはすいていましたが、インドのペースも理解していますので、15分、20分位待つことは覚悟していました。が、30分を過ぎても給仕なしです。と、先ほどのオートバイが帰ってきました。なにやら荷物をオーナーシェフに渡し、ほどなくしてオーダーした料理がでてきました。


こちらはおそらく、、ではあるのですが、注文→買い出し→調理の流れがここポレポレにはあったのかと思います。ひょっとしたらブッダガヤまたは、インドの田舎ではあるあるルールかもしれません。客側からすると問題ではありますが、これも視点を変えれば具材を無駄にしない最高のルールです。その法則が何度か続いたので、慣れた我々は、12時に食べたいから、そろそろ行くかと11時過ぎに食堂に通うようになります。問題ありません(笑)。


後にMさんが気づいたのですが、実は店主は親切にもあらかじめ注意喚起をしてくれていました。店名のPole Poleはスワヒリ語で”ゆっくり、ゆっくり”です。

 
 
 

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