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2025.6.4 旅と英語 74 東と西

  • 執筆者の写真: 濱田 実
    濱田 実
  • 6月5日
  • 読了時間: 3分

ミャンマー寺で、だらだら過ごす間に数々の旅行者が到着し、旅立って行きました。旅行日程の都合でカルカッタから同行していたTさんと、ガヤ駅で出会い、ブッダガヤで時間を共にしたOさんの日本人女性二人が先に出発することとなりました。自分たちとは違い基本的に日程というとても当たり前のしばりが彼女たちにはありました。それが無い旅のスタイルが今となってはとてもうらやましいのですが、昨今リモートワークが可能になっていますので、そのスタイルはより可能になったのではと思います。


隣室にやってきたのは、意外と接触が無かったフランス人の方でした。若い男性でずいぶんと物腰が柔らかくフレンドリーな方で、インド北部からやってきたらしくパトナという街より北は洪水の恐れがあるとのこと。後々確認するとパトナはガンジス川が通る大きな街で、タイミングとしては雨期なので確かにその可能性はありそうです。この時にはまだ洪水といった響きがある意味他人事のように聞こえていましたが、後々痛い目にあうこととなります。


また他のアメリカ人よりはバラナシへのアクセスのアドバイスをもらいました。バラナシは多くの方がインド旅行のハイライトととらえていると思いますし、私自身日本を出発する前からマストで行きたいところと考えていましたので、いざそういった会話になるといよいよ目の前ということでワクワク感が増しました。そろそろブッダガヤをさるタイミングが来たようです。


今回の大きなテーマであるアジア横断をしていると、もちろん我々は西に進んでいるのですが、東から逆ルートで旅をしている旅行者にたくさん会います。なのでこれから向かうエリアの情報などをある意味リアルタイムに得られることはとても貴重です。当時のインターネットでの情報はまだまだ断片的でした。たんなる情報としてだけでなく、旅行者同士の交流といった意味でも話すきっかけになりました。情報が何でも手に入る今はそれが少なくなっているんだろうなと、スマホとにらめっこしながら歩くインバウンドのツーリストを見ると思います。


話はめちゃ変わり褐色の恋人スジャータというコピーを覚えている方はいますでしょうか、覚えていればおそらく同年代なのですが、スジャータというコーヒーフレッシュの商品があります。名前の由来となる伝説がブッダガヤのセーナー村というところにありました。

なんでもスジャータさんという少女が修行中の釈迦に牛乳の入った粥を上げたとのことです。たしかにインドの名前の響きです。現在でもいるのでしょうか?


感想としては特に何があるというわけではないのですが、インドの田舎の生活を垣間見られます。観光客はおそらく上記の影響で日本人が非常に多かったのではないでしょうか。今回しかしながら、そこに鎮座していた自ら学校の先生だという男性に、学校のために寄付をしろと言われ、何となく流れの中で少額を寄付することとなってしまいました。もちろんしっかりそのお金が使われる確証があれば良いのですが、かなり怪しいです。もやもやの残る中帰路につきます(泣)スジャータを次回使う際にはその男を嫌でも思い出すこととなるでしょう。

 
 
 

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