私が学生時代だったころから考えるとずいぶんと受験生の低年齢化が進んでいると思います。中には小学校前に、5級、4級を取得するお子様や、小学校で準1級を取得する生徒さんも今では珍しくなくなってきています。このような動きの中で私の個人的な考えを今回述べさせていただきます。
英語をなぜ学ぶのか、そもそも習い事をなぜやるのかについては大きく分けて2つの理由があるかと思います。
①子供の将来の為
②子供がやりたいから
動機はいろいろかと思いますが、やっぱり上記のどちらか(両方)は必ずあるはずです。
①については将来の逆算で考えていろいろ考えていらっしゃると思います。それこそ英語であると、インターナショナルスクールに通わせる、英語プリスクールに通わせる、英会話スクールに通わせる、家庭で学習させるといったように、費用を考えなければ本当に多様な選択肢がありますが、そこでの判断材料が将来どうしたいか(させたいか)なのだろうと思います。
それを考えたときにですが、英検3級を小学校前に、英検1級を小学校でとることが本当に必要かどうかです。英語を学ぶ意味は何でしょうか??もちろん今すぐに英語を流ちょうに話せればそれこそネット社会ですのでいろいろと情報も集められ、いろいろな英語のコンテンツを楽しめるし海外に友人もできるといったメリットがあります。
ただし、そういった方は付随的に英検合格がついて来ているケースが多いかと思います。そもそも英語を楽しむ環境にいて、英検に受かったといったケースです。逆にそのあたりが無く、英検1級合格を目指して英語を頑張るといったケースはどうなんだろうといった思いがあります。英検1級合格、英検準1級合格(個人的にはこちらで充分だと思います)は高校生位でも、英語運用が将来の仕事、生活に役立ててほしいということであればタイミング的に充分なはずです。逆に、小学校の時点で負荷をかけすぎてそれこそ嫌いになってしまったら元も子もありません。
低年齢で英検受験をすること、合格をすることはもちろん全然悪いことではありません。個々の性格によっては非常に大きな励みになり、学習への動機付けになりますし、自信につながります。ただしそうでないお子様の場合にはあくまでも”将来の”英語運用を目標に、ゆっくりでもいいので他人と比較しないロードマップを描いていいと思います。
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