今度は低年齢の学習者において文法学習はやらなくて良い点について触れます。
文法学習はやらなくていいというと語弊があるのですが、いわゆる文法にフォーカスして学習する必要が無いと考えています。
理由①として未就学児については文法学習に必要なロジックの理解が難しいことが多いです、また覚えたところで適用させることが難しいです。
理由②ですが、特に2歳~小学校低学年位までは、語学学習にはとても強い時期です。音を聴く能力、覚える能力が天才的に強い時期ですので、自然な形で英語の音、語彙、表現をインプットしてあげることで勝手にルール(文法)を覚えてもらう方が良いと思います。
この方法は前回まで触れていったとおり、デメリットとして時間がかかる方法なのですが、例えば中学生などに比べると吸収が早いですし、基本的には毎日の生活に関する語彙、表現に限定することで時間効率も良くすることができます。
また文法学習のデメリットが逆にメリットとして働き、自然な英語を学ぶことができますし(正しい英語だけをインプットしていきますので)何より英語を英語で理解していく方法ですので、日本語を介さずにすみます。それは瞬発力にもちろんつながっていきます。
このやり方で英語の耳を育て、発音をそだて、英語感覚をみがいてあげた上で、もう少し大きくなったら文法事項を(やりすぎない程度に)教えることで知識を整理してあげても良いと思います。
ただし、ある程度しっかり英語を運用できていれば無理に文法学習が必要だとは思いません。それよりもしっかりした本、音声などで英語をインプットしてあげてどんどん英語のルールをアップデートしてあげることで文法はマスターできるはずです。
先ず言葉があって、それを分析したものが文法です(専門家の方誤解があればすいません。。)ですので、言葉そのもののインプットで運用できるのであれば問題は無いはずと考えます。例えば文法知識が必要な英語教師などになるのであれば話は別になりますが。
#英語
#英語文法
#文法学習
Kommentare