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#11 2021.11.8 リーディング②

  • 執筆者の写真: 濱田 実
    濱田 実
  • 2021年11月8日
  • 読了時間: 2分

更新日:2022年1月13日

前回はリーディングには語彙増強が不可欠と身も蓋も無い内容となりましたが、今後私なりに“比較的”負担のない語彙増強法はシェアさせていただきます。リーディングの②は“英語の順番で理解する”ことについてです。


英語の順番で理解することを可能にするには先ず英語の構造を理解する必要があります。

構造理解には文法学習がやはり一般的で、小学生以上位であれば理解の効率も一番良いと思います。反対に論理で学習することが難しい小さいお子様にはリスニングでも少し触れた学習方法、すなわち文章とイメージ(状況)を同時にインプットすることが必要になります。こちらの方法は内容によっては多くのインプットを必要とするので、より時間がかかりますが、こちらの方が理解の仕方としては理想的です。なぜかというと日本語を介さず、英語の語順で理解できるからです。


語彙の導入の際にも触れましたが、構造理解も最初は文法学習など、日本語の説明で理解してもちろんOKです。ただしそこから文章を多く読むことで日本語を消して行きます。He visited the city where he was born a long time ago. の文章を最初は分解して読んでも良いのですが、一度理解したら繰り返し読むことで前から読んで理解できるようにする訓練が必要です。


同じ文章を10回も読めばそうなるのですが、こつとしては訳さないようにすることです。日本語と英語は語順が違うので訳してしまうとあっちこっちに視線が動くこととなります。そうではなくて画像で理解をしましょう。よくできる学習者は無意識にできていることが多いです。先ほどの文章を読みながら“彼は大昔に生まれた街を訪れた”ではなく、ドラマのワンシーンのように昔懐かしい土地を久々に訪れた情景を思い浮かべてください。


前から読むことに慣れるためにはある程度以上の量の文章をインプットする必要があります。そのために推奨するのがやはり読書です。短いものでも本一冊を読むとかなりの量の英文構造をインプットできます。内容をしっかり理解したうえで、文章を音読していくと英語を英語のままで読む技術が身に付きます。忙しければオーディオブックでももちろんいいのですが、オーディオブックは実は理解しやすいように読んでくれているので、自分で文脈を判断しながら音読する作業も最終的には必要です。

 
 
 

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