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2024.4.11 旅と英語㉟ 超悪路と超田舎

  • 執筆者の写真: 濱田 実
    濱田 実
  • 2024年4月11日
  • 読了時間: 3分

雄大なアンコールワット遺跡に魅せられ、シェムリアップののどかな雰囲気に癒され、旅にでてから始めて長居してもいいかもとおもった土地にはなりましたが、まだまだ訪れたい街はたくさんあります。後ろ髪をひかれながら出発します。次はベトナム、サイゴンです。

現状ではいろんな交通手段があるのかと思いますが、当時はまだやはりカンボジアの首都プノンペンに一度戻ることが一般的でした。


プノンペンからシェムリアップに来るときもずいぶん悩んだ末にボートを選択しました。結果大変アドべンチャラスな移動とはなりましたが、とても良い経験になりました。ただし、帰るにあたっては違う経験もしたいということで今回は陸路を選択します。それは乗り合いタクシーで延々走ることを意味します。実のところこちらは盗賊がでるなどリスキーだという声は少なからずあったのですが、現地の方はもちろん日常的に使っていますし、なんだかアジアの感覚にも慣れてきたこともあり思い切ってトライすることにしました。


車はしっかりとした4輪駆動車です。乗り合いなので客は自分だけではありませんので、後部座席に押し込まれます。走って数分で気づくのですが、ひたすらの振動です。先ず舗装道路ではないので当たり前なのですが、まっすぐ走れれば先ずマシです。というのも、頻繁にまっすぐ走れないほど道路が陥没している箇所に遭遇します。その場合は穴を迂回するように徐行する必要があるので、とても時間がかかります。迂回とはいっても日本では考えられないような段差を超えていく必要があるので、道路状況の悪さとともに車の優秀さに感心することとなりました。


とはいいつつも、景色は非常に刺激的です。行きはボートでしたので見えなかった地方のカンボジアが目の当たりにあります。その生活スタイルはとてもシンプルなもので、先ず家屋が手作り感満載です。内戦のせいなのかわかりませんが、とても原始的な家々に現役で皆さん住んでいました。プノンペンではさすがにこのような建物は見かけません。シェムリアップの中心でも同様です。


振動に身をまかせているうちにそれでもその環境に慣れてきます。うとうとしたりもしながらひたすら耐え、日も暮れたころプノンペンに到着しました。着いた時にはやはり安全に移動できたこと含めてほっとしました。またボートの際にも感じましたが、長時間の移動をすると同乗した人々に対してなんだか戦友のように感じ、仲間意識が芽生えます(笑)。今回はほとんど会話はなかったもののそれでもドライバーや同乗者とのやり取りはお互いに片言での英語です。途中の休憩ポイントでの買い物も英語です。英語すごいな。という認識を再度もちました。


久々のプノンペンは不思議なもので大文明都市のように感じました。今度はベトナムへ向かいます。


 
 
 

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