top of page
検索
  • 執筆者の写真濱田 実

#32 2021.12.27 英検1級受験レポート⑨

更新日:2022年1月13日

レポートは本日で最終回です。長々とすいません。


面接会場は15名もいればいっぱいになる位の、大学でいうといわゆるゼミ室のような狭い部屋です。面接官が私の対面に2人座ります。向かって右手に白人女性、左手に若い日本人男性です。英検1級では外国人と日本人のペアと決まっているとのことです。また入口そばに先ほど誘導いただいた係りの方が座ります。面接ははっきりとやることが決まっていますのでフォーマットにそって円滑に進むように進行役を務めていただけます。


先ずは白人女性の方に促され着席します。荷物も部屋の中へ持ち込みですので、椅子の上に置きます。よく聞く話ですが、面接官の方との相性が大事といった意見がありますが、それは正直なくはないと思います。が、こちらは1級の試験です、そんな空気感に左右されないで日ごろの成果を発揮できるような準備が必要です!とはいっても、緊張感がただよう、にこりとも笑わないこわもての方と、終始にこやかな笑顔で対応いただける方ではやはりやりやすさは変わるかなと思いますが。。。そういう意味では今回お二人ともとても話しやすかったです。


試験内容についてはHPにうたってありますので詳しくは触れません。それ以外に印象に残った部分ですが、最初のフリートークについては割とたっぷりしゃべる機会がありました。今回は私自身のこと→仕事について話しました。またスピーチ後の質疑応答ですが、今回宗教についてスピーチしたので例えばISであったり、アメリカでの宗教に関する摩擦などしっかり時事問題に交えて質問されたので、試験官の方の個人的な意見ともとれるぐらいに聞こえました。そのため普通に会話をしているようでなかなか楽しいものでしたが、そのつど考えながら話す必要がありました。やはり基本的な時事問題の知識は必要で、簡単にでも自分の意見を持つことは必須です。


英語のテストではあるのですが、採点にAtitudeがあったり、質疑応答の部分でもある程度”自分”を問われる部分があります。英語を勉強するにあたってはやはりそこは重要だと思います。特に英検準1級、1級になると自分の意見をより反映する機会があるため、受験される皆さんは英検のため(だけ)に勉強するのではなく、英語を使って自分の興味のあることについて読んだり、聴いたり、視たり、話したりしてほしいです。そのあたりは実際にコミュニケーションを取る際にはやはり重要になってきます。


流暢さやネイティブ発音はもちろん大事だと思います。ただそこに”自分”がしっかりあるかどうかはより大事だと思っています。言いやすさを求めるよりは常に考えながら話すことでコミュニケーションに深みをもたせてほしいです。このあたりの心の持ちようが教室英語を脱出するポイントだと思います。


と偉そうなことを書いていますが、自分もまだまだできておりません。

結果として合格できましたが、かなりぎりぎりでした。。。一学習者として、語彙、表現、発音などなどまだまだ未熟です。定型的なやりとりや使いやすい表現に頼ってしまうことがままあります。そのあたりも意識しながらより多くの英語に触れ、より自然な、語彙、表現を自分のものにしていくことで、より100%に近く私自身を表現できるようになるのかと思います。これからも日々精進したいと思います。


#英検

#英検1級

#英検受験

閲覧数:14回0件のコメント

最新記事

すべて表示

2024.5.1 旅と英語㊲ カワサキのホンダ

カンボジアとベトナム国境はとてもシンプルでした。しっかりとベトナムビザをとっていたので(当時ビザが必要でした)、問題無く入国です。この先いろいろな国境を超えることになりますが、賄賂的なことを要求されることがアジア横断では(私には)無かったです。 いよいよ5か国目のベトナムに入りました。ベトナムの印象は、、というと正直ベトナム戦争というところが先ずあり、観光地としてはそこまでピンと来ていませんでした

2024.4.17 旅と英語㊱ 中高年バックパッカー

シェムリアップののどかな雰囲気からするとプノンペンはやはり都会です。不思議なもので、一度訪れた街は、たとえどんなに短い期間であってもなんとなく勝手知った感覚になりほっとする気がします。そもそも、特に私の旅行のスタイルですとかなり適当に新しい街へ向かうので到着してからその街を理解し始めることがほとんどです。そこにはもちろんわくわく感があるのですが、不安もあります。 という意味でも、どこへ行くと宿が集

2024.4.11 旅と英語㉟ 超悪路と超田舎

雄大なアンコールワット遺跡に魅せられ、シェムリアップののどかな雰囲気に癒され、旅にでてから始めて長居してもいいかもとおもった土地にはなりましたが、まだまだ訪れたい街はたくさんあります。後ろ髪をひかれながら出発します。次はベトナム、サイゴンです。 現状ではいろんな交通手段があるのかと思いますが、当時はまだやはりカンボジアの首都プノンペンに一度戻ることが一般的でした。 プノンペンからシェムリアップに来

bottom of page