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2025.5.8 旅と英語70 優しい蚊取り線香

  • 執筆者の写真: 濱田 実
    濱田 実
  • 5月8日
  • 読了時間: 3分

インドに入ってからずっと気になっていたことがありまして、それは足にできた傷でした。傷と言っても何かにぶつけた、切ったということではなく実は虫に食われたところを搔き壊したことが広がってしまい膿んでできた傷です。そんな理由だったのでそのうちなおるだろうと思い、ほっておいて1週間は立っていたかと思います。日本ではあまり経験が無かった状況でした。


ばい菌が入り直らなかったのかと思いますが、そういう意味でも失礼ながら衛生面などの基準がやや緩いエリアを旅していたことが悪化につながったのかと思います。なんてことはないのですが、直るべきものが直らないことも環境によってはあり得るのかと印象に残る出来事でした。もちろん、自分のそもそもの対応が悪かったのかと思います。

その傷がどうなったかといいますと、実はここブッダガヤで直ることとなります。


発端は食堂です。くつろいでいた私のすねにできた傷を見たインド人に声をかけられます。日本語がペラペラで(インドではちょくちょく現れます)、要はすぐに病院にかかったほうがいいとのことでした。自分もいい加減何かするべきと思っていたのですが、正直なところ外国では病院に行くことのハードルが上がります。さらにいうとインドの片田舎ブッダガヤでは行くという意識が無かったのですが、良い機会かと考えとりあえず行ってみることとしました。


そのインド人のバイクの後ろに乗り一路連れられるまま病院へ。ついたところはもちろん予想はしていましたが、それを超える質素な建物です。印象としては野戦病院(笑)です。受付などはもちろん無く、連れて行ってくれたインド人の案内でとりあえず椅子に座って待ちますが、そこはインド人でごった返しています。中には息も荒く相当しんどそうな方もいて、傷に与える影響としてはより悪いのでは無いか(失礼)と正直思いました。


やがて自分の番となりました。会話の内容はあまり覚えてないのですがインドのお医者さんですのでしっかり英語だったかと思います。説明も簡単に傷を見ると全て理解できたようで薬を処方してくれました。見ると真っ赤な日本では見たことがないサイズ感のカプセルの飲み薬です。


全く躊躇しなかったと言えばうそになりますが、そのビッグサイズの飲み薬を出された分だけ飲み続けましたが、その後少し時間はかかりましたが傷はしっかり治りました。何か問題も無かったかと思います。おそらくは抗生物質の一種かと思います。ほっておいたら感染症などにかかっていた可能性もありますので日本語ペラペラインド人様様です。


おそらくつきで蚊が問題だったと思いますので、寝るとき用に蚊取り線香を買うこととしました。見た目はいわゆる緑のコイル形で日本の蚊取り線香そっくりでした。ただし、日本製では無いようで蚊にとても優しいつくりのようです。効き目は0に近かったかと思います。煙の周辺を飛び回っているのをみてがっかりしました。

 
 
 

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