top of page
検索
  • 執筆者の写真濱田 実

#53 2022.3.2 文法学習について②

通常ではすごく時間がかかるルールを効率よく学ぶことができることが文法学習のメリットでした。


文法学習のデメリットとしては

①誤用につながる

②瞬発力がおちる


といったところがあります。

①誤用につながる、ですが、ルールにはやはり例外がつきものです。to 不定詞の使い方を覚えて I like to play baseball. という文章から派生して I enjoy to play baseball. はルールとしてはありそうですが、使わない表現です。このあたりは動名詞とto 不定詞の細かい概念まで理解すれば大丈夫なのですが、初級者は間違えます。


対して、ネイティブ話者はこのあたりの誤用は例えば幼児であってもないはずです。というのは正しい(自然な)英語しか聴いていませんし、その中から言葉を生成していますので、誤用の可能性は(少しはあると思います)とても少ないですし、あっても環境の中でどんどん修正していきます。


②の瞬発力が落ちるですが、特に初級者が文法をもとに文章を生成するとどうしてもパズルのように組み立てる作業が発生するのでスピードは落ちます。


上記のデメリットはあるのですが、それでもルールを効率よく覚えられるという点でメリットがそれを大きく凌駕していると思います。大事なのは①、②ともそうなのですが、一度文法学習にてある程度意味を取れるようになった後には、ネイティブによって書かれた、話された英語に触れ、自分でも修正していくことで、ネイティブの感覚に近づけていくことです。ネイティブの間でも、世代間でもルールの揺れはありますので、文法にこだわりすぎないことがめちゃ大事です。(適当はだめですよ)


ですので、文法の論理が分かる年代で、かつ英語環境が限られている方には文法学習はとても役立つと考えます。


#文法

#英文法

#文法学習

閲覧数:10回0件のコメント

最新記事

すべて表示

2024.5.1 旅と英語㊲ カワサキのホンダ

カンボジアとベトナム国境はとてもシンプルでした。しっかりとベトナムビザをとっていたので(当時ビザが必要でした)、問題無く入国です。この先いろいろな国境を超えることになりますが、賄賂的なことを要求されることがアジア横断では(私には)無かったです。 いよいよ5か国目のベトナムに入りました。ベトナムの印象は、、というと正直ベトナム戦争というところが先ずあり、観光地としてはそこまでピンと来ていませんでした

2024.4.17 旅と英語㊱ 中高年バックパッカー

シェムリアップののどかな雰囲気からするとプノンペンはやはり都会です。不思議なもので、一度訪れた街は、たとえどんなに短い期間であってもなんとなく勝手知った感覚になりほっとする気がします。そもそも、特に私の旅行のスタイルですとかなり適当に新しい街へ向かうので到着してからその街を理解し始めることがほとんどです。そこにはもちろんわくわく感があるのですが、不安もあります。 という意味でも、どこへ行くと宿が集

2024.4.11 旅と英語㉟ 超悪路と超田舎

雄大なアンコールワット遺跡に魅せられ、シェムリアップののどかな雰囲気に癒され、旅にでてから始めて長居してもいいかもとおもった土地にはなりましたが、まだまだ訪れたい街はたくさんあります。後ろ髪をひかれながら出発します。次はベトナム、サイゴンです。 現状ではいろんな交通手段があるのかと思いますが、当時はまだやはりカンボジアの首都プノンペンに一度戻ることが一般的でした。 プノンペンからシェムリアップに来

bottom of page