ライティングの③は“ルールを理解する”です。
英語ライティングの書き方にはルールがあるので、それを知る必要があります。もちろんライティングの目的、内容によって少し変わってきますが、英語社会における基本的な考え方として、①意見を先ず述べる②その根拠、理由を述べる、といった流れがあります。これはスピーキングにもあてはまります。そして日本語は逆の流れに沿って話したり、書いたりすることが多いです。
例えばですが、会社への欠席連絡として、日本語では①起きたら頭痛がする②薬を飲んでもあまり改善しない③今日は休みますといった流れが、英語では③、①、②といった流れになるといったところです。この流れをライティングにも適用する必要があります。
英検、TOEFL、IELTSどれもそうですが、あるテーマに沿ってライティングするにあたって、①自分の立場、意見の表明 ②そのための理由、根拠 ③結論 という流れを守る必要があります。①と③は言い換えに近くほぼ似た内容になります。この構造は英語圏の学校では小さいころから学ぶフォーマットです。論理的に自分の意見をストレートに説明するには確かに良い流れだと思います。
一見面倒に感じるかもしれませんが、一度慣れてしまえばこのフォーマットがあるおかげで、材料を当てはめてパズルを組み立てるようなライティングが可能になります。ライティングをしながら考えも整理できます。受験において難解だと思われがちな、自由英作文もこの考え方に基づいて分解していくことで取り組みやすくなります。
英検でいうと3級よりライティングがありますが、こちらからすでに上記のフォーマットに沿って書く必要があり、そこから1級に至るまで本質は変わりません。早い段階でこのフォーマットに慣れることで、ライティングだけでなく、英語圏の人々の考え方などにも触れることができると思います。
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