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2025.7.2 旅と英語 78 ガンジスと汗と

  • 執筆者の写真: 濱田 実
    濱田 実
  • 7月3日
  • 読了時間: 3分

バラナシに人々が集まる理由はもちろんヒンドゥー教の教えに基づくものです。その中心はインド人でなくともその名はなんとなく聞いたことがあるガンジス川の存在です。この川はシンプルに大きいです。我々は窓から見下ろせる宿に泊まっているので、そのスケール感には当初驚きました。場所にもよりますが、対岸がかすむほどです。


ガンジス川で沐浴をすることは、ヒンドゥー教徒にとってやはりとても大事なことなのだと思います。沐浴の代わりなのか、、もう一つ特筆すべきこととしてバラナシは埋葬の場所だということがあります。火葬をしてその遺灰をガンジスに流します。


当然ながらというと失礼なのですが、旅行者の興味はそちらにも向きます。火葬場は一つではなくバラナシにたくさんあるのですが、見学も可能です。今回我々は火葬場の周辺にはたくさんいったりしていましたが、内部そのものを訪れる機会がはありませんでした。理由は割とシンプルに有料だからです。もちろんこちらケチだということもあるのですが、火葬場という場所にお金を払って入場すること自体に少しひけめを感じていた(可能性も。。)のかと思います。

聖地だけありお寺も多く、有名なもののひとつがゴールデンテンプルと呼ばれるお寺で、なかなか豪勢です。一応内部は見れる見たいですが、こちらも外観だけで満足して内部には入りませんでした。


その後是非やってみたかったことにトライします。それはガンジス川クルーズです。クルーズといっても、思いっきり人力の手漕ぎボートです。こちらに関しては、大おすすめです。なんといっても実にバラナシらしい、景観が目の当たりにできます。ガンジス川沿いに建つ様々な建物、ガート、お寺、人々、を俯瞰で、それも聖なるガンジスの中から見ることができます。勝手ながら一番インドを感じられる瞬間だったかもしれません。相変わらずの語彙力ですが、ただただ感動です。


ただし、その感動に浸りきれない出来事が一つ。手漕ぎボートに乗る際にはもちろん料金交渉があったのですが、トラブらないようにあらかじめ経験者に相場を確認していました。ただ今回のボートの若い船頭さんは相場以上の値段を提示してきたので、交渉はやや難航しました。最終的に値段が予想より下がらない点に少し不満を持ちながら参加しました。


乗船後意外なことに、景観に感動する我々の目の前では、その船頭さんがプロらしからず悪戦苦闘している姿がありました。実のところ我々が乗り込んだ場所が見どころからすると下流にあたり、今回上流に向かって進んでくれていたこととなります。本当に真剣な顔で、漕いで、漕いでくれました。なので、途中からは料金を渋った我々は反省する気持ちとなりました。


下船後我々は少し多めに払いました。。。上流→下流の舟であると少し安いのかもしれません。。。単純にまだ慣れていない船頭さんだったのかもしれませんが、その労力は本物でした。ありがとうございました。

 
 
 

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