今回もスピーキングです。
いきなり話が逸れますが、日本人の英語力のなさが良く報道されますが、これは大いに語弊があると思っています。先ず大学受験まで経験された方であれば相当以上の語彙力と文法力があります。きちんと維持できていれば日常生活のコミュニケーションについてはほとんど勉強する余地がないぐらいです。国民平均としての知識量は全世界的にみても全く恥じるレベルにはないと思います。弱いのはスピーキング力です。(とリスニングもかな。。)
問題はその知識を実地で活かせていない点です。よく書籍やセミナーのタイトルで3カ月で英語がペラペラにとか、1日で英語が話せるようになる、といった信じがたいものがありますが、これは(内容についてしっかり吟味していませんが)ある意味大嘘ではないかもしれません。日本人の多くは知識を実践に活かす方法を知りさえすれば目からうろこのように英語を扱えるようになると思います。
そのための具体的な方法が”瞬間英作文”です。これも昨今はやっていますので聞いたことがあるかた、実際に実践したかた多数いると思います。スピーキングの①で触れた重要ポイントである汎用性のある簡単な文章をスピード感をもってどんどん作ることでアウトプットの回路を作るのです。
その時のポイントとして重要なのが、日本語→英語と直訳することをやめることです。例えばですが、英語超初級者に”昨日は何時に寝ましたか?”を英作させると”sleep"を使おうとする方がちらほらでてきます。これは寝る→sleepという日本語訳に縛られるからで、英語のgo to bed への切り替えが必要です。”アメリカに留学する”も留学を英訳するのではなく、I will study in America. と直訳しなければ簡単です。直訳するのではなく(できればしても良い場面もありますが)”受験英語で培った豊富な語彙、文法を組みなおす”ことで自分の言いたいことを表現すればよいのです。これは正解が一つ的な受験学習のひとつの弊害かもしれません。あることを伝えるための手段はそれこそめちゃくちゃ多様です。
こつとしては日本語をいったん映像化しても良いとおもいます。それを英語にすると直訳が避けられます。また小さい子に説明するように英語をつくることもとても良いです。そのほうがシンプルでわかりやすい表現が作れます。直訳はしばしばとても固ーい表現でまた日本人的な表現になりがちなので、日本人以外にはピンとこない可能性があります。これらは瞬間英作文をたくさんすることで感覚を磨くことができます。
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