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執筆者の写真濱田 実

2024.3.24 旅と英語 ㉝

見ごたえがめちゃめちゃあるアンコールワットですが。今とは違って当時(20年以上前です)はまだ随分のどかでした。自分はあくせく観光するよりも宿でのんびりする時間もとても好きでした。


シュムリアップの宿の前ではなんと日本語のレッスンが行われていました。簡易の椅子と黒板がおかれ日本語の挨拶や簡単な会話に役立つ言葉を比較的若いカンボジア人が勉強していました。理由はシンプルに役立つからです。


前述の通り、遺跡の周辺にはたくさんの子供たちの物売りがいました。みなではありませんが日本語で話しかけてくる子供たちもいます。他、街のショップやレストランでも日本語で話しかけてくるケースはとても多いです。日本人旅行者に教わったと思われるギャグなんかもつかみとして使ってくる現地の人もいます。日本語で話しかけられるとやはり反応してしまうことが多いかと思います。慣れてくると逆にうっとおしくなったり、警戒心がはたらくようにまでなってしまうのもちょっと悲しいですが。


英語や日本語、今であればおそらく中国語など言葉を覚えることで道が開けることが現実問題として存在しています。言葉を覚えてTシャツを一枚売ることで一日の食事(以上だと思います)代につながります。となると学ぶことへのモチベーションは強大です。

また、覚えた言葉をすぐに実践できる状況も大きいです。そこで恥ずかしがっている場合ではありません、生きるために実践で試して、間違えて、改善していきます。とても良い学習サイクルです。


話を戻しますが、役に立つから学ぶ、使うから学ぶ、という原則も日本における英語学習についても是非念頭に置いて欲しいです。これは学生時代であるなら、オンラインで友達をつくる、周りの外国籍の友達と話す。社会人であるなら、どのように英語を使いたいか、必要なのか考えることで、学習内容にしっかりとした意味を持たせてほしいです。割と周り道をしている人は多いです。

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