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2025.10.23 旅と英語 91 最高の席

  • 執筆者の写真: 濱田 実
    濱田 実
  • 12 分前
  • 読了時間: 3分

ポカラは、時期のせいではありますが思い出すと雨ばかりでした。そのため宿やカフェなどゆっくり過ごす時間が多かったかと思います。もっともっとヒマラヤの山々を堪能したかったとも言えますが、それでも素晴らしい眺望を楽しみましたしアクシデントを交え出会いもありました。カトマンズもそうですが、ネパールはやはりインドとは違う空気感があります。ゆったり、まったりの国です。自分の中では。


インドにももちろんインド的な意味での良さがあります。それは強烈な刺激になるかと思います。とても抽象的ですが驚きがインドにはあります。それだけ日本とは違う点多いということかと思います。しばらくネパールで充電したおかげで、またインドに立ち向かう(笑)準備ができました。ただし、この移動は今回の旅のなかで指折りのイベントなります。


バスにのり最初の目標は国境の街スノウリです。パンを食べていたら乗り遅れそうになりました。しばらくは順調に進んでいたのですが、バスはなぜか停車します。なんでも土砂崩れのため先に進めないとのこと。なすすべなくしばらく休憩となりました。今までも予定通りにいかないことは多々ありましたので(予定通りにいかない方が多いですね)のんきにまっていると、土砂崩れの個所の反対側まで歩いてバスを乗り換えろと、びっくりの指示をされます。


指示通り土砂をうかいして乗客皆でしばらく歩くと確かにバスが待っていました。が、なんと座席がありません。状況が状況だけに収容人数を超えていたのかと思います。そこで私がしたことがですが、”屋根に乗る”ことです。地元民がしているところは見ていたのですが、実際に自分もすることになるとは思っていませんでした。しかし、このタイミングでは天気が悪くなく青空も出ていました。屋根の上には他にもたくさんの人が乗っています。もともと車内などの閉鎖空間が嫌いな私はうながされるままにトライしてみることとしました。


バスはいわゆる大型バスです。アジアのバスにはよくありますが荷物は屋根に積みます。それを固定するためのパイプ状の枠がバスの形と同じように備え付けてあるのでそこの中に荷物を積み、あめよけのシートをかぶせ、ロープで固定します。今回はその荷物の中に我々がまぎれて座るわけです。普通に考えるともちろん超危険ですが、このエリアはまだまだ山道なのでスピードはあまり出しません。またバスとしてもそこまで古いバスではなかったので、まあ、大丈夫かな、と考えていました。


ドキドキしながらバスはスタートします。このことは今でもしっかり覚えているのですが、最初はとても楽しかった思いがあります。ネパールの山々をバスの上から臨みながらの移動です、風を直接に受けながら圧倒的な解放感です。本当に叫びたいぐらいの刺激がありました。今回は状況が状況なので自分の他にも外国人旅行者がいました。


それでもしばらくすると楽しいだけではなくなってきました。バスはゆっくり進むのですが、それでも振動はかなりあり、またスピード感も、我々はむき出しの為予想以上にありました。今考えれば当たり前です。意外と以上にスリリングな経験です。何しろ落ちたら大けがです、へたしたら死にます。必死にバスの上のパイプを握りしめます。特にカーブではスピードを落とすとはいえ、体勢がくずれるので足を踏ん張りながら屋上に留まろうと格闘することとなりました。皆さんはくれぐれもトライしないようにしましょう。

 
 
 

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