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2025.3.20 旅と英語 55 聖なる晩餐

  • 執筆者の写真: 濱田 実
    濱田 実
  • 3月20日
  • 読了時間: 3分

更新日:3月25日

インドにたどり着くと様々なカルチャーショックに遭遇しましたが、その一つがやはり、野良牛だと思います。こちらは本当にあちこちに、日本における猫のように(それ以上に)うろうろしています。なので最初はかなり注目をしてしまいましたが、あまりにも普通にうろうろしているので、しまいにはインドの街並みにすっかり溶け込み気にならなくもなります(笑)。インド人のほとんどはヒンドゥー教徒です。そして牛は彼らにとって聖なる動物ですので、たたいたり、いじめたりはできません。食べるなんてもってのほかです。


なのですが、いくら慣れても気になることがあります。それは聖なる動物の彼らでももちろん排出する大量の糞です。これはかなりの量で、それも道の真ん中にすることもあるので注意が必要です。昼間はもちろん目につきやすいのでまだいいのですが、問題は夜間です。裏路地などにはいろうものなら、まったく見えません。気づくと踏んづけてしまうこともあります。一度夜間にMさんはその糞だまり(?)にすっぽり足を踏み入れてしまうという不幸に見舞われました。滑って転んでいたりと考えるとぞっとします。


なんとなくインドについてネガティブな話題ばかりに聞こえるかもしれませんが、それでもインドの最初の街カルカッタは意外に楽しいスタートとなりました。日本から直接カルカッタでなく、東南アジアでプチカルチャーショックを経験済みな事や、タクシーをシェアした日本人旅行者さんたちは私とMさんと違いインド経験値が高いようでそのあたりも不安感を払しょくする要因となりました。


そのうちの一人の方はこれから南部に向かうということでずいぶん長いこと滞在予定だったと記憶しています。ひげを伸ばしていていかにも長期旅行者の風情です。この方に連れられて私はある買い物をすることとなりました。それはインドの伝統的な衣服のルンギーです。腰に巻いて着用するのですが、そもそも荷物を増やすのが嫌いな私は極力買い物を控えるのですが、ルンギーは場所をとらないので購入することとしました。今でもしっかり持っている数少ない日本まで持ち帰った品の一つです。


ひげの日本人旅行者さんはカルカッタは早々とたつとのことなので、その夜タクシーをシェアした5人で早くも最後の晩餐をすることとなりました。そのチョイスは、、、ビーフステーキです(笑)。結構有名なんですが、カルカッタの安宿街にはステーキを提供する店があります。ヒンドゥー教徒からするとどんなイメージのレストランなのでしょうか。。。


ちなみに味はそこそこでしたが、インドでステーキという条件がその夜を特別なものにしてくれました。

 
 
 

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