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2025.4.2 旅と英語 57 映画に参加?

  • 執筆者の写真: 濱田 実
    濱田 実
  • 4月3日
  • 読了時間: 3分

エッグサンドイッチにチャイという、優雅な朝ごはんを食べる。インドに降り立ってからまだ数日ではありますが、カルチャーショックを受けたはずのカルカッタもやはり日常感が出来ます。もちろん個人差はあるかと思いますが、人間の逞しさを感じます。いつも”何で怒ってんの?”と言うぐらいに眉間にしわがある人が多いインド人たちにも次第に慣れてきます。過度にフレンドリーな対応にも慣れてきて、ほっておかれると寂しい位になりました(嘘です)。


速いようですが、インドの旅は先に進みます。次の目的地はブッダガヤです。これは特に日本人には人気の土地かと思いますが。名前の通り、ブッダが悟りを開いたとされる街になります。インド旅行の中心は電車です。カルカッタからは先ずガヤという街に向かう必要がありますが、距離がかなりあるので今回は寝台列車に乗り込みます。

インド、列車、となると混雑が予想されますのでここはしっかり事前に駅にて前売りの寝台をゲット済みです。初の長距離列車はドキドキですが、今回はMさんに加えて日本人女性のTさんも一緒です。なのでずいぶん気持ちは楽です。


日中時間があったので、インドに来てからしたいと思っていたことにトライすることとしました。それは映画観賞です。今日となってはインド=映画産業のイメージはあるかと思いますが、当時の自分は全く予備知識が無く、ただ地球の歩き方にておすすめされていたので興味が出ていた程度でしたが、サダルストリートの近くにある映画館の前はしょっちゅう通っていましたし、またあちこちで宣伝の看板を見かけます。日本であるとハリウッド映画あたりの看板が目立つかと思いますが、それは見かけず、派手ないでたちの小太り(がっしりした)インド人がポーズをとる謎のポスターです。


謎のポスター以外の予備知識は0にていざ映画鑑賞です。館内は予想通り混んでいますが、しっかりと座席は確保できました。いざ映画が始まりますと、どうやら予想通りコメディのようです。そしてスタートしてすぐにインド映画の最大の特徴であるダンス、ミュージックの場面となります。と周りのインド人もノリノリになります。一緒に身体も動かしなんなら声も出します。となると集中できずに楽しめないと思われるかもしれませんが、画面のインド人と周りのインド人の区別ができない我々なので、映画に放り込まれたように臨場感アップします。心配していた言葉についてですが、なんとなーくはしっかり追えますし、なんあらわからなくても大丈夫です(笑)。深くないです(映画製作者の皆さんすみません)。それでも楽しめます。


さらにもう一つの驚きがこの後やってきます。それは”休憩”です。物語の中盤でいきなり映画がとまり、館内が明るくなりました。何事かと思っていると皆当然のように館外へ出て食べ物を食べたり、たばこをふかしたりしています。インド映画は3時間超と長いので休憩があるのです。他の海外映画はそんなことは無いかと思いますが。


初のインド映画でしたが、ダンス、歌、に加えて”客”というインパクトにより、予想以上にポジティブな経験となりました。最初は、是非といわれても、あまり乗り気ではなかったのですが、これは本当におすすめです。現地にいったら”是非”と言っておきます。映画館を出た後しばらくインド音楽が頭の中でエンドレスでリピートされることとなります。帰国後もなんなら少し副作用に苦しめられました(笑)。

 
 
 

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