2025.9.3 旅と英語 84 コーラと猿
- 濱田 実
- 9月3日
- 読了時間: 3分
カトマンズに来てからその街自体に魅力があるのでうろうろすることで満足してしまっていましたが、ここいらでちょっと観光ぽいことをすることにしました。先ずはボダナートという仏塔を目指します。
仏塔が何かということですが、ここは仏教は仏教でもチベット仏教の中心となるとのことで、ブッダのお骨が安置してあるとのことです。規模はとても大きく高さ36mもあるのですが、ドーム状の大きな土台が基礎にあり、見た目はなだらなかいわば富士山のようです。
規模感に圧倒されるとともに、これまで見てきた仏教建築とはまるで異なることに異国感が感じられます。チベットは実は目指したかったところなので、それに触れている感覚にとても興奮しました。
塔の周辺にはマニ車があります。ご存じの通りまわすと仏典を読んだことと同じ効果がえられるということですので、ぐるぐる回します。これまでも、またこれからもたくさんの観光地を訪れることになるのですが、思い返すと、宗教に関した施設がいかに多いかに驚かされます。観光地は、人が集まるところなのでそれは昔でいうと宗教的な巡礼地とほぼイコールなのかと思われます。日本でもお伊勢参りなどはその一例です。
ボダナートも、周辺には人々をもてなすレストランなどが多くありました。眺めのよさそうな一つに入りボダナートを眺めながらコーラをのみつつしばらくボケっとしましたが、値段が意外と観光地プライスでした。
その後こちらも皆が行くであろうバシュパティナートを目指します。うってかわってこちらはヒンドゥーのお寺です。斜面に立っているので、独特の景観があり個人的にはこちらの方が見ごたえがありました。火葬場もあるので、言い方はあれですが、テンションが高いのです。またこちらの特徴としては猿がたくさんいます。観光地の猿のご多分に漏れず、フレンドリーで、危険です(笑)。
そのまま居住エリアであるタメル地区まで戻ってきましたが、今回移動は歩きとともにテンプーという乗り合いタクシーを使いました。ベースはオート三輪で後部には屋根がちゃんとある座席があります。それも詰めれば10人位は乗れそうです。地元民がフル活用している乗り物になります。快適、とは言えないのですがやはりカトマンズ感を感じるために是非利用して欲しいです。安いです。
ボダナートの静かな時間と、猿におびえるパシュパティナートでの時間は双方の宗教観(詳しくないの個人的な感想です)を表すかのように対照的な印象でしたが、充実した観光となりました。
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